「エロゲ業界が危ない」に対するごく個人的な印象

こっちも主観バリバリなので、判断は各自でお願いしますということで。

凄い新ブランドがいない?

ここ数年オタク業界の全体の潮流は「東方」という統一の世界観を中心とした複数のメディアへの展開に大きく偏っています。
エロゲの中心であるテキスト型のADVもその中の単なる1ジャンルとして捉えられているのではないでしょうか。エロゲ自体の人気が落ちているとは思いませんが、
それと新規ブランドが生まれるとか、業界が衰退してるとか言う話は全く別の問題です。
その後しばらく続く同人ゲームの全盛期を作ったtype-moonのようなブランドが現れるのは難しいのではないでしょうか。



粗製乱造になってはいないか?

とりあえずもっと堕ちゲー、短くても良い作品、個性的な作品が増えてほしい。
名作は数からと言うのもまた事実。粗製乱造歓迎。ひまわりを発掘した、はてなエロゲ沢村住人を俺は信じている。でも期待作の地雷だけは簡便な。
発売本数増減についてはグレーです。手前味噌で恐縮ですが以下記事を参照ください。
美少女ゲーム業界の産業規模 - sixtysevenの日記 - 美少女ゲーム年代記
平成14年にピークだった発売本数はその後減少していきますが平成17年に再び増加に転じています。それ以降の本数は不明。*1


製作側の状況が悪化している?

微妙と思っています。
たとえばブランド代表者クラスが頻繁に開くトークライブなどでは確かに悲観的な声しか聞こえてきません。
ただ、最近は昔に比べて安定して売り上げ上位に顔を出すブランドが増えている印象があります。
これは業界全体を考えても悪くない傾向のはずです。
なんにせよ、この業界では全体のカネの流れを正確に把握するための情報源が著しく不足しているため判断は不可能です。


ジャンルとして行き詰っている?

で、メディア単位で行き詰ってないジャンルは何?
物語りの手段として、ADVという形はかなり完成されていると思う。
ただ、エロゲはADVだけじゃない。


結論:結論を出すためにの情報があまりにも不足している。*2

*1:というか調べる気力なし

*2:この結論もまたループしている。というかリピートしている