milktub×d2b BPM200 Rock'n'Roll Show レポート - 君の歌が道になる -

少し遅くなりましたがセットリストも公開されたところで更新

milktub
01.Fu-kin Hi-kin 2008
02.My Way
03.LOST CHILD
04.EverGreen
05.Rock'n'Roll Travel
06.O.H.B.I〜d2b音速応援SP〜
07.Happy Go!!
08.鐘ノ音ヘブン

石田燿子
09.片恋
10.キャラメル
11.カーニバル
12.Ashberry

■STAR GENERATION
13.Too Fast To Live Too Young To Die
14.BREAK OUT NIGHT
15.二人の詩

■第二文芸部
16.RADIO d2b ON AIR
17.南風
18.t r a v e l e r s
19.go on a trip
20.Let's Jump!
21.O.H.B.I〜校歌絶叫〜
22.かえして!ニーソックス
23.君の元へ
24.Like a Life,Like a Live!

■EC01
25.グリーングリーン石田燿子
26.Like a Green/UR@N
27.ハローグッバイ/佐藤ひろ美
28.a song for.../YURIA

■EC02
29.キラ☆キラ


公演時間:3時間40分。全29曲。

過去4回のライブの状況、開始前の熱気、1000人オールスタンディングという初めて体験するライブの状況からどんなライブになるか想像も付か無いという不安と、あまりに豪華なゲスト陣に対する期待で始まったライブはとても素晴らしいものとなりました。
セットリストを見てもらえば分かると思いますが、もはや殺意すら感じる構成。bambooの本気が伝わってきますね。
観客は一曲目から最高潮。特にO.H.B.I〜d2b音速応援SP〜 、HAPPY GO、鐘の音ヘヴンの間のモッシュピットのカオスっぷりといったらもう・・・・
まさに筆舌には尽くしがたいものがありました。


次に出てきたのはNANAさんに波形レベルで声が似ている石田燿子
やはり一番嬉しかったのは、エロゲ音楽の中では一番好きかもしれないCARNIVALが聞けたこと。直前に歌ってくれるといいけどつながり的に微妙かもね、という話をしていて半ばあきらめていただけに「CARNIVAL!!!」と言われたときは好きなゲームの、好きな曲がこのような形で流れるのがこんなに嬉しいものとは思いませんでした。大興奮。
そしてこの後のAshberryで完全に死んだ。どかーん。


次に出てきたのは八木原さんに波形レベルで声が似ている遠藤正明
キラ☆キラの中でもトップクラスに好きな「Too Fast To Live Too Young To Die」を生で聞くことが出来ました。しかしこの人はやはり凄い。あのハコで聞いた中では声の迫力と存在感が圧倒的過ぎました。JAMProjectのライブも一度行ってみたいもんです。


休憩を挟んで次に出てきたのはUR@Nさんに波形レベルで声が似ているきらり率いる第二文芸部。ちゃんと鹿子も居ました。
ここからが本番!カオス。ただカオス。そしてニーソックス。ここまでの騒ぎがまだ生易しかったということをここに来て知ります。もうなんかとんでもなく熱い連中が集まってしまっていたんだなあと。もうメガネとかダイブとか前歯とかってレベルじゃねーぞ
観客、出演者共にノーフューチャー。叫び、暴れ、歌うだけでした。


アンコールで出てきたのは佐藤ひろ美
この後はGROOVER時代のグリーングリーンシリーズの歴史をなぞるようにして3曲、そして最後はキラ☆キラのED、a song for...をd2bのギターを何故か弾いていたYURIAが歌うという流れでしたが、もうダメでした。またあのYURIAという人はものすごい熱唱をするんだもの。鹿ルートのラストが思い出されて声が出ず、モッシュピットに居ることすら忘れてただただ、聞き入ってしまっていました。↓こんな感じで。暴れすぎの汗は目からは出ませんよね。うん。
*1
ああ、いい曲だ。ゲームでも、ライブでもこういう場面で流すのにこれ以上ない曲だ。ただただ、感情の高ぶりが抑えられませんでした。
自分は「Like a Life,Like a Live!」があのような雰囲気の中で聞くことが出来て最高に幸せでした。


最後はやっぱり全員のキラ☆キラで〆。このツアーに相応しい最後であったように思います。


曲だけではなく所々の演出も非常によかった。いきなりゲーム中の台詞を引用してみたりとか。泣かせるね!文化祭前と鹿ルートラストと九州ライブ前だったかな?あんまり自信は無いですが・・・


最後はbambooと一番星が抱き合い、俺達の15年間は間違ってなかった!!
と抱き合って終了。この会場の熱狂を見れば、彼らが決して大げさなことを言っているのではないことが分かります。アンコールの流れなんかはこれまでの総決算として実は自分達のためにやっていたんじゃないだろうか。15年間を振り返りながら。


以上のように今回も期待以上のライブを見せてくれました。milktubの集大成という位置づけで、相当の思い入れを持って望んだのでしょう。出演者、セトリの豪華さ、そして何よりもbamboo含めメンバー全員の気迫が半端じゃなかったです。MCもまさに笑いあり涙あり。あっという間の4時間でした。


その他の面ではやっぱり相変わらず客の誘導や処理が下手だなあと。人を入れるのに時間をかけすぎて結局スタートが少し伸びてしまっていましたし。ライブハウスのスペースが物販をして並ばせてというのには余りに小さすぎたとは思いますが今後もう少し考えて欲しいところです。
箱のほうは文句なし。過去に行った大阪などではライブハウスは完全に蒸し風呂状態で本気で死ぬかと思いましたが、今回は通気、建物の構成もしっかりしていて、非常に快適でした*2。やっぱ大きい箱は違いますね。
あとは参加者に配布されたCDの内容が素晴らしかった。d2bがhappy goを、milktubがLike a Life Like a Liveカヴァーという内容です。電車の中で叫びそうになるので勘弁していただきたい。ヘッドフォンまで付いてたけど本当に良かったのか・・・


しかし今回が素晴らしすぎたので逆に今後が心配になったりもします。期待度は過去とは比べ物にならないほど上がるだろうし、ライターも変わり、キラ☆キラクラスのものをこれから作り続けなければならないというのは果てしないプレッシャーではないでしょうか?Lantisが噛んできた事もあるし、これまでと違う状況の中でゲーム作り、曲作りをしなければならない苦労は相当なものだと思います。
しかしながら、あのライブを見た人間としてはこのバンドとブランドの将来は明るくあって欲しい、むしろ明るくしてやろうという気にすらなりました。がんばれbamboo、OVER DRIVE!!!


次のライブが早くありますように。
キラ☆キラFDがこの素晴らしい作品のカーテンコールと呼ぶに相応しいものでありますように。


他サイトのレポートなど
milktub×d2b BPM200 Rock’n’Roll Show - 無法松、雑記。
2008-05-05
「剣所長、グレートブースターを射出してくれ!」「断るっっ!!」
ライブ - バンビのえびてん万歳
http://d.hatena.ne.jp/bluejustice/20080503

*1:何故かこの場面のこなたを思い出していたのでした。17話、平野綾のライブを見に行ったこなた。こめられた意味は違うんでしょうけど・・・

*2:とはいっても汗でシャツは濡れ濡れ。脱水症状寸前でしたが